昨年日本に輸入された父は、2013 年の北米新種牡馬チャンピオンに輝き、外国産馬として送り出した産駒は少ないながら、日本競馬への確かな適性を示しています。本馬はスラリとした首差しに、ゆったりした胴伸びのある馬体です。薄手でも容積十分の腹回りとトモ高の体型が示すとおり、今後の成長が楽しみな１頭です。やや硬めの脚さばきと地面をかき込むような力強いフットワークは、砂巧者としての高い素質を感じさせ、すでにダート戦で堅実に活躍中の半兄の存在も頼もしい材料です。普段から冷静で落ち着きもありますが、時折見せる他馬を威嚇する猛々しい姿に、大物感が漂います。