脚長で伸びのある馬体の造りはシャープな印象を与えますが、春を迎えて今まさに筋肉が発達している最中にありますので、ひと夏越せば力強さがアクセントとして加わるはずです。走法自体も軽やかに芝を駆け抜けるというよりも、ストライドの大きさを活かしつつ、一歩一歩しっかりと地面を捉えて確実に前進する力感あふれるものです。放牧地では他馬に干渉されることなく悠然と佇む姿が目につくように、独特のオーラをまとっている点も注目に値します。凱旋門賞を含むG1を5勝の戦歴を持つ父は、馬場や距離の長短を問わない様々なタイプの産駒を輩出しており、本馬の未来には選択肢が無数に広がっています。