このラインナップを誰が想像できただろうか。手にしたGIタイトルは7つ。年度代表馬に選出されること2回。更に種牡馬としても、イクイノックスや、2023年の皐月賞馬ソールオリエンスを輩出。名馬としてだけではなく、名種牡馬としての地位を築きつつある、あのキタサンブラックの弟だ。これだけでも十分と思われるが、まずは本馬をよく見て頂きたい。馬格があってバランスも良好。伸びがあって非常にしっかりしたつくりをしている。動きも軽く、いかにも芝が向きそうな印象だ。父はレイデオロに替わったがスケールの大きさに変わりはない。掛かる期待は相当だが、それを上回ってくれそうな逸材である。兄を管理した清水久詞調教師の下、祭りの第2章の幕開けだ。