おすすめポイント
各クラブの募集カタログに掲載されているおすすめポイントです。
2014年に入って以降、シンボリクリスエス産駒の牡馬が存在感を発揮している。昨年のセントライト記念勝馬のユールシンギングがG〜新潟大賞典を快勝した他、G〜青葉賞をショウナンラグーンが後方一気の競馬で突き抜けた。ダート路線ではG〜平安Sをソロル、交流Jpn〜競走の佐賀記念と名古屋大賞典を、8歳馬の古豪ランフォルセとダノンカモンがそれぞれ優勝。そして昨年の菊花賞馬エピファネイアは、クイーンエリザベス2世Cへ参戦する(4着)など、シンボリクリスエス産駒の牡馬がコースの上で躍動している。そして注目したいのが、その多くが480キロ以上の馬だということ。ユールシンギングやダノンカモンに至っては520キロを越える大型馬。シンボリクリスエスの伝える良さを最大限発揮するには、馬格の大きさが大きな鍵となっているということの現れだろう。 募集本馬タレント13は、そんなデータを聞くと思わずにんまりとしてしまうような、大変雄大な馬格に恵まれた。当歳時から一回りも二回りも厚みを増した馬体はさらに迫力を増し、その管は太く、節々の関節も実に逞しい。肩は、まるで防具を着けたNFLの選手のように盛り上がり、腰の周りにも同様に良質の筋肉が備わっているのが見て取れる。そして、いかにも牡馬らしいその気の強さは、競馬向きの闘争心へと転化することだろう。 「いつも言っていることですが、とにかくまずは『ひとつ』が大事。馬格や非常にパワーがあるところなど、きっとダートが良さそうな感じですが、しっかりと勝ってほしいです。管理予定の勢司調教師はシンボリクリスエス産駒のユールシンギングを手掛けている先生で、力が強いシンボリクリスエス産駒の牡馬の管理はきっとお手の物でしょう。最近クロッサンドラの仔がちょっと元気がないので、本馬には母を越えるような走りを見せてほしいと期待しています」とナカノファーム代表の中野富夫さん。その目の前に立つ1歳馬離れした黒鹿毛馬の“進撃”がもうすぐ始まる。