５勝を挙げた母の、初めてとなる牡駒がクラブに登場です。本馬の姉たちはこの時期まだ華奢なところもありましたが、ハービンジャーを父に迎えたことで本馬は体形にシャープさを残しつつも、幅のある牡馬らしい体つきになりました。歩様に硬さはなく繋の沈み込みや返しも十分で、父の産駒の特徴であるやや立ち気味の繋も気になりません。骨量豊かでガッシリとした関節のつくりは重厚感がありますが、意外に素軽い動きを見せるのは体の各部位の連携がきちんと取れているからでしょう。まだ若さの残る気性は時折高揚することもありますが、姉も同様の前向きなタイプでしたので問題ありません。