トモ高で短い胴のつくりは、いかにも5 月生まれの成長途上を示していますが、骨量豊富なうえに厚みのある胴体は、遅生まれのハンデを微塵も感じさせない力感があります。首差しから胸前、そして肩から胴へと連なる稜線が今まさに発育中であることを示しています。力強く素早い回転の脚さばきは高いスピード能力を覗かせており、気性面は穏やかで人の指示にも的確に応える賢さを持ち合わせていることも見逃せません。スタミナを要する北米ダートで活躍馬を輩出した母の血脈と父の類稀なる力強いスピードを受け継ぎ、いずれは大舞台で他馬を先導するマイラーの姿が目に浮かびます。