初仔ということもあり、現状ではややコンパクトな印象ですが、放牧地での軽いキビキビとした脚さばきや機敏さから、母系の切れ味を確実に継承しています。夜間放牧によって運動負荷が強まるなか、群れでも特に活発に動いていて、日に日に逞しさを増してきているのが見てとれます。食べたものがすべて身になる内臓面の強さ、ハードな運動に耐えうるだけの丈夫な脚元、張りのある毛ヅヤと健康状態のよさを常に維持していることなどは心強い強調材料です。奥手なタイプが多い一族ではありますが、これまでの順調な育成過程を考慮すれば、早期デビューまでもが視野に入ります。