おすすめポイント
各クラブの募集カタログに掲載されているおすすめポイントです。
昨年12月のチャンピオンズCを皮切りにGI3連勝を決めて、国内敵なしを印象づけたホッコータルマエ。2年連続で挑んだドバイワールドCでは、5頭の海外GI勝馬が顔を揃えた強力メンバー相手にハナを切って、遠い中東の地へ声援を送る日本中のファンの心を揺さぶった。募集本馬ウルトラ9は偉大なダート王の半妹だ。
父のストリートセンスは、BCジュベナイル(GI)とケンタッキーダービー(GI)の2レースを史上初めて制した北米産馬。2008年より北米で供用され、2013年に日本のダーレージャパンSCで供用を開始したが、北米で産駒が大活躍したため1年で日本を後にした。以降も産駒活躍のニュースは海を越えて聞こえ、今年2月のケンタッキーオークス前哨戦、GI・ラスヴァージネスSでは産駒がワンツーフィニッシュ。3月には、豪州でハロウドクラウンがGI・ランドウィックギニーを快勝した。勝ち上がり率に優れ、スピード豊かな産駒が多いのが特徴だ。ウルトラ9は、伸びのある馬体が印象的な中型馬で、流れるようなクビ差しから背中にかけてのフォルムが実に滑らか。良質な筋肉で構成された無駄肉のほとんどない馬体は、際立って垢抜けた印象を見る者に与える。骨格に狂いは見られず、真っすぐ伸びた四肢が上体を支えており、後肢の踏み込みは力強い。そして、澄んだ瞳が印象的な一方、負けん気が強く、闘争心が旺盛。放牧地では、生まれもった天性のスピードを見せつけるかのように先頭で駆けている。偉大な兄の存在ゆえに、背負う期待は勿論並大抵ではない。しかし、それに応えるだけのポテンシャルを秘めていると、その凛とした立ち姿から強く感じさせる。「西浦調教師も来場される度に褒めてくれています。とても楽しみです」と市川ファーム代表の市川久さん。その力強い口調が確かな未来を予感させた。