おすすめポイント
各クラブの募集カタログに掲載されているおすすめポイントです。
来夏に本邦初年度産駒がデビューを迎えるヘニーヒューズへの期待が日増しに高まっている。
2014年から優駿SSで供用を開始したヘニーヒューズ。前年の朝日杯FSをアジアエクスプレスが制して一躍注目を集めると、初年度から同場歴代1位となる191頭もの配合相手がその血を求めた。今冬にはモーニンがフェブラリーSを制覇。現役時にはレベルの高い北米で一流快速馬として名を馳せたが、その高い競走能力を産駒へ伝えている。その他にも重賞2勝馬のケイアイレオーネとファルコンS勝ちのヘニーハウンドが上級クラスで活躍。そして、これまでにJRAで出走した14頭中11頭が勝ち上がっている。仕上がりは総じて早く、北米に残してきた産駒からは、エクリプス賞牝馬部門に3度(2012年、13年、15年)輝く“現在進行形の女傑”ビホルダーが登場。期待が高まるのも当然だ。
募集本馬ビクター13は、へニーヒューズと、ダイナカール系の流れを汲む母との間に生まれた牝馬。半兄にはダービーへ出走したサムソンズプライドがおり、ひとたびブラックタイプに目を移せば、エアグルーヴやカーリーエンジェル(オレハマッテルゼらの母)の馬名が飛び込んでくる。活躍馬が綺羅星のごとく並ぶダイナカール系。そのあまりの多さに、掲載頭数に限りのあるブラックタイプ上では、金鯱賞で3着したクラブ活躍馬ホワイトピルグリムですら弾き出される有様だ。
ビクター13は、整った形状のクビ差しと短めの背中、そして地面をしっかりと捉える踏み込みの力強さが特徴的。気性も前向きで、将来的にはスピードを武器にするマイラーとして、芝、ダート問わず、高いレベルで仕事をするに違いない。名牝系に新進気鋭の血を注入。期待せずにはいられない。