母シルバーフォックスは、当歳セレクトセールに出場。現代日本を代表する名門母系の出身であることに加え、その垢抜けた好馬体も高く評価され、8400万円という高額で落札されました。３歳７月に競走馬デビュー。わずか１ヶ月強の間に３戦を消化し、４、２、１着となる、安定感の高い走りを披露します。勝ち鞍をマークした、札幌Ｄ1700ｍで争われる未勝利戦は、単勝1.2倍の圧倒的１番人気での出走。スピードの違いでハナに立ち、最後は２着馬にクビ差まで迫られたものの、着差以上の余裕を感じさせるレース振りで、ファンの支持に応えました。繁殖牝馬としては、2014年に初仔となる牝駒パンツァネッラ（父ルーラーシップ）を出産。そして、父に馬産地での人気が爆発している新鋭種牡馬ロードカナロアを迎えて誕生した、２番仔となる牝駒がシルバーフォックス15です。競走馬としては不完全燃焼に終わった母の無念を晴らすべく、シルバーフォックス15には、一流馬への道を邁進して欲しいところです。