雄大な馬格と他馬を遥かに上回る骨量で、セリ場の比較展示でも購買者たちの目を惹き付けていた1頭です。4月生まれでこの時期からこれだけのスケール感を出す１歳馬はそうそういないでしょう。一方で単に大きいだけではなく脚捌きには軽さもあり、生産牧場における放牧中にも俊敏な動きを見せているとのことでした。父のトビーズコーナーは中央競馬のファンにはなじみが薄いかもしれませんが、大井の優駿スプリントで3着したジョワラルムなど、地方競馬における産駒はよく走っています。本馬を生産した伏木田牧場はトビーズコーナーに力を入れており、本馬の全兄リシュリュー、そしてソイカウボーイと、レベルの高いホッカイドウ競馬において認定競走を複数回優勝する生産馬を出しています。本馬も認定競走勝ちを期待されるのはもちろん、その馬格から東海公営でトップに君臨するような活躍もイメージできます。