「欧州の至宝」と謳われた歴史的大種牡馬サドラーズウェルズを父に持つ母ワイオラは、米で生産され、愛で競走馬デビューを果たしました。現役引退後は、仏、愛で繁殖牝馬生活を送り、G2ノーフォークS、G2ジムクラックSとスプリント重賞を制し、種牡馬となった牡駒アプルーヴ(父オアシスドリーム)、準重賞ミッドサマースプリントSを含む5勝をマークした、セン馬として走ったケイプオブアプルーヴァル(父ケープクロス)らを産む、素晴らしい活躍を示しています。2011年の英タタソールズ繁殖牝馬セールで落札され、日本へ導入。翌春、ノーザンファームで誕生した、アプルーヴの全妹となるトレジャーステイトは、JRAと公営名古屋で計5勝をマークしました。そして、母ワイオラに、供用初年度となった新鋭種牡馬ジャスタウェイを交配して誕生した牝駒が、ワイオラ16。2014年世界ランキング1位に輝いた父と、「欧州の至宝」が融合したワイオラ16は、大いなる爆発力を秘めた、輝けるスター候補生です。