独を主戦場とした母ナイトオブドバイは、当地で勝ち鞍をマークしたほか、重賞レースでも上位争いを繰り広げた、一級品の実力の持ち主でした。繁殖牝馬となり、まず母国である愛で、父アクラメイションの牡駒ドバイロケットを出産。日本輸入後の2015年春には、父にハイシャパラルを持つ牡駒を産んでいます。そして、父にディープインパクトを迎えて誕生した第3仔となる牡駒が、ナイトオブドバイ16。母父に、日本ではあまり知名度がないロードオブイングランドが入るナイトオブドバイ16ですが、日本では無名の海外繋養BMSと父ディープインパクトの組合せは、サトノダイヤモンド、ミッキークイーンといった大物も誕生した、高い効果が見込める配合となっています。母ナイトオブドバイのルーツは、「Nライン」と称されている、数々の一流競走馬を輩出している、独の名門ファミリー。父デイープインパクトの血も加わるナイトオブドバイ16には、世界レベルの名馬へと成長する下地が、十分に整っているのです。