本馬も「サマープレミアムセール」での購買馬です。父については、上記もご参照ください。圧勝した二つのG1競走の印象が強く残っているかと思いますが、エピファネイアを語るうえで、2着の日本ダービーも忘れてはなりません。キズナの末脚に屈し、僅差でダービー馬の称号を逃しましたが、道中に躓く不利があってのものでした。あの不利さえなければ…と思う方も多いのではないでしょうか。母は芝1200ｍ戦を新馬勝ち、祖母は特別戦3勝を含む5勝を挙げています。母の一つ上の兄ハクサンムーンは重賞3勝、G1競走の2着が2回と個性的な快速馬として名を馳せ、引退後は種牡馬入りしました。母系がスピードに秀でている一族の出身ということもあり、本馬はやや胴の詰まったいかにもパワー型といった印象を抱かせます。トモを中心に筋肉量が豊富で鍛えれば鍛えるほどに発達しそうな強靭な筋力の持ち主です。イメージ通りスピードとパワーが武器になるとみていますが、父系のエッセンスが加わり、どんな競走馬へ育つのか今から期待が膨らみます。