おすすめポイント
各クラブの募集カタログに掲載されているおすすめポイントです。
昨年秋の京都競馬場で鮮やかにデビュー勝ちを飾ったグロリアフライトの半妹が、父をプリサイスエンドに変えて2018年ターファイトクラブ1歳馬募集へ登場だ。プリサイスエンドは、2008年にNAR新種牡馬チャンピオンに輝くと、以降も高い勝ち上がり率を記録し、昨年も114頭の繁殖牝馬が集まった。産駒はスピードがあって仕上がりが早いのが特徴で、その多くが得意とするダート戦に限ると1800mまでなら守備範囲だ。昨年も、スピードとスタミナの両方が問われるタフな府中のダート1400〜1600mコースで、カフジテイクが根岸S(G3)を制し、メイショウウタゲもOP特別のアハルテケSに勝利。父はスピードとスタミナをバランス良く産駒に伝えている。母は、育成中の骨折に端を発して、満足なキャリアを送れなかったが、マイルの女王ノースフライト×SSという血統スケールに相応しく、2歳時には育成を担当したノーザンFの中でも“重賞を勝てる馬”と評判になったほど。そのDNAを受け継いだ7番仔グロリアフライトは、昨秋の京都の新馬戦を鮮やかに勝利した。アプローズ19は、エスフライトの9番仔で、グロリアフライトの半妹だ。2月生まれで大人びた身体つきだった姉と比べると、現段階ではまだ発展途上の身体つきだが、5月生まれを考慮をすれば骨格、筋肉量ともに上々で、その成長曲線は姉に良く似ている。頭部の造りは軽く、いざ動かすとキレのある動きを見せている。「会員さんに大変お世話になったエスフライトの仔で、昨年新馬勝ちしたグロリアフライトの半妹ですから、ご恩返しの意味も込めて提供させてもらいました。ノースフライトから来る母系由来のスピードと成長力、馬体の柔らかさがセールスポイントです」と大北牧場専務の齋藤善厚さん。偉大なマイルの女王のDNAの息吹を感じながら、生産馬を送り出した。