いかにも芝の中長距離を得意としそうなスラリと伸びた長い四肢、そして名馬に多く見られる薄く品のある皮膚感からは、大きな偉業を成し遂げても何ら不思議ないオーラを感じます。放牧地で我の強さを見せることはありますが、日々颯爽と駆け回るその身のこなしはしなやかながら迫力があり、デビュー戦から他を圧倒し、観衆を沸かせる素質は十分と言っていいでしょう。オンとオフの切り替えができる非常に賢明な気性の持ち主でもあり、これからの厳しい馴致育成にも難なく対応してくれるはずです。3連勝で秋華賞を制しながらも、怪我により志半ばで戦列を離れることになった母を超える活躍が期待されます。