おすすめポイント
各クラブの募集カタログに掲載されているおすすめポイントです。
クールアンフルールの仔がTFCに帰ってきた。
2009年2月の東京競馬でデビューした元クラブ所属馬のクールアンフルールは、新馬戦2着を含めて中央7戦中2着3回、3着1回。誰もが勝ち上がり間違いなしと思ったが、武運つたなく勝星を挙げることは出来なかった。母となってからは、初仔モズハツコイがGIIIファンタジーSでベルカントの2着し、OP特別のききょうSでも1番人気(3着)に推されるなど2歳時から活躍。古馬となってからも1000万条件(現2勝クラス)の特別戦を2勝するなど息の長い活躍を見せた。続く2、3番仔もJRAで勝鞍を挙げており、今回、満を持して登場するのが第7仔クレスト19だ。
父ドゥラメンテは今夏産駒デビューを迎えたが、現役時代の圧倒的なパフォーマンスと血統背景の素晴らしさに加えて産駒の評価が極めて高く、今年の新種牡馬の中でも一頭地抜けている印象。2歳戦開幕週の阪神では早速産駒のアスコルターレが新馬勝ちを飾っている。
クレスト19は、質感の良い薄い皮膚の下に、弾力性に富んだ筋肉が蓄えられた栗毛の牝馬。程よく胴伸びのある体型で四肢はスラリと伸び、後躯の筋肉が発達しているのが見て取れる。気性面は、芯の強い競走向きの性格で身のこなしはすこぶる機敏。放牧地では、運動神経の良さを随所に感じさせる動きを見せており、芝のマイル戦でスピードとキレを活かして勝負するタイプになりそうだ。
「お母さんの出資会員だった方からは『クールの仔に出資したい』という声が届いていましたが、やはり『これなら!』という位、自信を持てる馬しかクラブには出せませんからね。特にクールが勝ち上がれなかった事で牧場としても大変悔しい思いをしました。それだけに余計です。ようやく胸を張って皆さんに提供できました」と話す上山牧場の上山真喜江さんが、笑顔の中に確かな自信を覗かせた。