おすすめポイント
各クラブの募集カタログに掲載されているおすすめポイントです。
バヌーシー第一世代として、クラシック出走(皐月賞、日本ダービー)を果たしたキタノコマンド―ルの近親の登場です。祖母はエリザベス女王杯を制したトゥザヴィクトリー。その半妹ベネンシアドールからデニムアンドルビー(フローラS、ローズS、ジャパンC2着、宝塚記念2着)、キタノコマンド―ル(すみれS、皐月賞5着)が出るなど、一族は繁栄を続けています。本馬はこの母系らしく雄大な馬格の持ち主ですが、土台となる四肢に狂いはなく、骨量も豊富です。体が柔らかく放牧地では全身を使ったダイナミックな走りを見せており、群れの中でも目立つ存在です。馬体はジャスタウェイ産駒らしく、成長とともに伸びが出てきました。ボディラインがシャープで脚部にむくみもなく、代謝の良さがうかがえます。理解力があり、人の手を煩わせることはありませんが、群れの中では強い気質を示しています。競走馬に求められる精神力も十分に備えています。◆◇◆◇◆配合診断◆◇◆◇◆父ジャスタウェイは2014年のドバイデューティフリーを6馬身1/4差で圧勝し、同年のロンジンワールドベストレースホースランキングで世界単独トップとなる130ポンドの評価を得た馬でした。産駒はロードマイウェイ、アウィルアウェイ、エーポスといった重賞ウィナーに加え、ヴェロックスが皐月賞2着、アドマイヤジャスタがホープフルS2着、マスターフェンサーが米3冠最終戦のベルモントSで5着と、国内外のGIで上位争いする馬が出ています。母トゥザハピネスは未出走ながら、その母トゥザヴィクトリーは2001年のドバイワールドC2着馬。こちらも世界レベルの地力を秘めています。母系にNureyevを持つ点はロードマイウェイ、アウィルアウェイと同じ。父の成功パターンを踏襲した血統構成は、母系の地力も存分に引き出してくれることでしょう。