母はカナダの古馬牝馬チャンピオン。現役時代は北米で重賞を2勝している。祖母の全兄にG1馬ディキシーブラスがいる一本筋の通った牝系だ。繁殖入りしてからも優秀で、2番仔のダノンアレーは新馬戦に勝ち、毎日杯でも3着と好走している。父は毎年のように素質馬を輩出しているハーツクライ。スワーヴリチャードやシュヴァルグラン、リスグラシューと芝の中長距離に強いイメージである。良血馬らしく品のある馬体が目を引く一頭だ。ラインがきれいでスラッと脚長。軽さを感じさせ、芝で切れ味を活かすタイプと思われる。薄手で伸びのある体形からも距離は延びた方が良いだろう。3歳春の大舞台、オークスへと期待したい。