母は現役時代の活躍はもとより、1 歳時には全妹ジェンティルドンナよりも高い評価を得ていました。その事実は、本馬を見れば納得がいきます。背腰のトップラインを中心とする馬体全体の流麗さを母から、大きな駆動力を発する容積十分のトモを父から受け継ぎ、初年度から三冠牝馬を輩出した父との組み合わせがピタリと当てはまったデキ映えです。両親から受け継いだ充実の馬体を駆使した走りはまるでバネの塊が弾けるようで、放牧地を縦横無尽に駆け抜け回っています。堅実に成績を残す兄姉に続くのはもちろん、母が超えられなかった高い壁さえもあっさりクリアしてくれそうです。