おすすめポイント
各クラブの募集カタログに掲載されているおすすめポイントです。
ターファイトクラブ歴代最高賞金獲得馬で、重賞勝ちは6つ。GI載冠にはあと1歩手が届かなかったが、ダートGI戦線で数々の名勝負を繰り広げたインカンテーションの初年度産駒の登場だ。「シニスターミニスターは、今でこそセリで産駒は絶大な人気を誇っていますが、初年度産駒だったインカンテーションの募集当初は、会員様にも馴染みのない種牡馬でした。それでも馬の出来に自信があったので、提供させてもらった馬でした。ビッグタイトルは獲れなかったけど、期待通りに走ってくれて、個人的にもとても想い入れのある馬です。この馬が果たせなかった夢を、ぜひ産駒でという気持ちは凄く強いですよ」と谷川牧場代表の谷川貴英さんが熱く語る。ドラフト10は、ご覧の通り、均整の取れた伸びやかな馬体と、薄い皮膚が特徴的な鹿毛の牡馬で、その歩様は柔らかく、前肢の出もスムーズで可動域の広さが伝わってくる。ダート馬の概念からはやや外れる位しなやかな馬体だが、これこそが父インカンテーションの現役時の馬体の特徴でもある。そして、北米GIブルーグラスSを12馬身3/4で圧勝した祖父のスピードのDNAを感じさせもする特徴だ。「初年度産駒の評判は上々なのでホッとしていますが、インカンテーションには、シニスターの後継として存在感を示してほしいと期待しています。その為に、まずは活躍馬を出さなくてはいけない。だから谷川牧場の繁殖牝馬にも複数頭数に種付けをしました。今回のドラフト10は、その中でも特に自信のある馬です。道営馬として募集しますが、出来で言えば、充分に中央募集で良いと思える馬です。ただ、門別は2歳戦が早く始まりますし、馬産地の方もよく見ているので、インカンの仔をアピールするためにも、と思って選択しました。勿論、最初からJRA認定競走を勝って中央への転入を狙っています」と谷川さん。種牡馬インカンテーションの第一歩がここから始まる。