おすすめポイント
各クラブの募集カタログに掲載されているおすすめポイントです。
初年度産駒からダービー馬を輩出し意気上がるサトノクラウン。その血がターファイトクラブゆかりのファミリーに新しい活力を与えようとしている。募集本馬フェイマス12の祖母クロッサンドラは、アッミラーレやメジェールらと同じ新生ターファイトクラブの第5期生。現役時は準オープン特別を2勝し、1億5000万円を超える賞金を稼ぎ出した活躍牝馬だ。繁殖牝馬としてもステイドリーム、アデュラリアなどを送り出し、母となってからもナカノファーム、そしてターファイトクラブに大きく貢献してくれた。先行力を武器に2勝を挙げた本馬の母ジャスティシアもクロッサンドラの仔。競馬の世界に「たら、れば」はないのだが、デビューから7戦目で2勝目を挙げた直後に発症した脚部不安がなければと思わざるを得ない。「キングカメハメハ×クロッサンドラのジャスティシアは、繁殖牝馬としても期待しています。フェイマス12は納得の出来の牡馬で、期待に応えられなかった姉のルエリアの分までという気持ちで今回クラブへ提供しました」と中野ファーム代表の中野将大さん。曳いて出されてきたフェイマス12は、体高はやや低めだが、1歳6月期の馬体重は421キロと充実著しい好馬体。皮膚は薄く、重厚感ある馬体は測尺の数字以上に力強く、大きく見せる。後駆の踏み込みが深く、関節の可動域が広い。「今までとは少し配合を変えてみました。それがどこまで影響しているのか分かりませんが、これまでの母の仔とは少々タイプが異なるように感じています」と中野さん。「暖かくなって一段と逞しくなり、そして牡馬らしい強い性格になってきました。勿論、まだまだ成長してくれると思います」と期待を膨らませる。ダートのイメージが強いファミリーだが、母自身はデビュー戦の芝1600mで勝馬と同タイムの2着。中野さんも「芝のマイルから中距離で結果を出して欲しい」という言葉に力を込めた。