おすすめポイント
各クラブの募集カタログに掲載されているおすすめポイントです。
2018年のJRA賞最優秀ダートホース&NARグランプリダートグレード競走特別賞を受賞したルヴァンスレーヴの初年度産駒が登場だ。母は牡馬混合重賞でも入着経験のあるダイワジャンヌ。準OP馬(現3勝クラス)の身で出走した福島牝馬Sで、桜花賞馬レジネッタにコンマ3秒差の5着に迫った末脚が印象に残る馬だ。キャリア38戦を走り終えて母となった後はタフで健康な血を仔に伝え、募集本馬の4歳年上の半姉ジュラメントは、2020年のJRAブリーズアップセールで最も高い評価を得た。デビュー戦は、のちの桜花賞2着馬サトノレイナスにコンマ1秒及ばなかったが、2戦目に初勝利を挙げて新潟2歳Sへと駒を進めている。フェイマス17は長い繋を持っているために一見すると脚長に見えるが、上下バランスの良いシャープな馬体。深い胸は容量の大きな肺や心臓を想起させる。まだ腰高の体型で、5月生まれの牝馬らしく成長の余地を残すが、1歳6月5日時点の馬体重は401キロと、月齢を考えると十分なサイズ。「4月中旬からスタートさせた夜間放牧によって、馬がどんどん変わってきた」と千代田牧場の飯田貴大専務も納得の表情を見せる。程よい傾斜の肩には、本格的なトレーニング開始前ながら張り出した筋肉が備わり、柔らかな前捌きは父を彷彿とさせる。父譲りの長くゆったりとした繋ぎに加え、大きな衝撃をしっかりと受け止められる大きな蹄が心強い。父は、3歳時に国内外8頭のGI/JpnI優勝馬を蹴散らしてチャンピオンズCを勝った砂の王者。その最大の武器はダート馬らしからぬ瞬発力で、生涯で記録した全7勝中5度までメンバー最速の末脚を繰り出している。「ダイワジャンヌはオープンに上がってからは牡馬混合の重賞競走を7戦。男馬を相手に毎回タフに走ってくれました。産駒も気持ちで走るタイプが多く、競馬向きの気性と言えます」と飯田専務。騎乗馴致をスタートさせる秋を心待ちにしている。