おすすめポイント
各クラブの募集カタログに掲載されているおすすめポイントです。
昨年のセレクトセール1歳市場において「テーオー」の冠でお馴染みの小笹公也氏によって落札された「インヴァリダの2021」の半弟フェイマス11。本馬は父がサトノダイヤモンドに替わったが、その父は、初年度からサトノグランツが京都新聞杯に勝利した他、シンリョクカは阪神JFで2着。その他、芝1200メートルのゆきつばき賞を勝ったタツダイヤモンドやダートで2勝を挙げたモンドプリュームなど多彩な産駒を送り出して意気上がる。フェイマス11は、4月下旬生まれらしく、生まれの早い同世代の馬に比べると完成度は高くはないが、月齢を考えれば理想的な成長曲線を描いていると言える。同様に1歳5月末時点で386キロという馬体重も、月齢を考えたら十分なサイズだ。深い胸と力強いアンダーラインは優れた心肺機能と豊かなスタミナを、そして容量の大きな後躯は強い推進力を生み出す原動力となるだろう。軽い頭部をリズミカルに動かしながら、大きな完歩で歩く姿は力強く、それだけで身体全体のバランスが良いことを示している。祖母マリブプレアーは、過去の勝馬にレディーズシークレットやモノモイガールなどが名を連ねる伝統の北米GIラフィアンH優勝馬で、北米牝馬三冠競走のひとつマザーグースSの2着馬。逃げ、先行力を武器に活躍し、現役引退後には繁殖牝馬として200万ドルで取引されたことも話題となった。そのマリブプレアーに規格外種牡馬ストリートクライを配合された母の可能性は無限大だ。「募集パンフレット用の撮影を、ウチに本馬が移動して来てから1週間も経たずに実施したため、環境の変化の影響で馬のコンディション的には難しい部分がありましたが、良血でご覧の通り好馬体。コントロールしやすい気性も大きなセールスポイントになると思います。跨る日が今から楽しみです」とMAXトレーニングファーム代表の中脇光さんが目を輝かせている。