おすすめポイント
各クラブの募集カタログに掲載されているおすすめポイントです。
昨夏に新馬勝ちを収め、今春は3歳マイル重賞路線を賑わせたバグラダス、そして同じく今春、オープン特別の韋駄天ステークスを制して4勝目を挙げたメディーヴァル。天性のスピードを武器にファンタジーS2着など高いレベルで活躍した母メジェルダは繁殖牝馬としてもA級の道を歩んでいる。そして父を人気の新種牡馬ミスターメロディに替えた母の4番仔フェイマス7は昨秋の募集開始早々に満口となったが、ひと冬を順調に越して理想的な成長を遂げた。「離乳して中期育成を行う分場に移動させたのは8月です。たっぷり時間がありましたので、冬期間の夜間放牧に向けてしっかりと準備をすることが出来ました」と村田牧場専務の村田康彰さん。その甲斐あって、厳冬期も1度もコンディションを落とすことなく成長を重ね、1歳6月期で馬体重は421キロ。村田牧場の同世代牝馬の中で最も馬格に恵まれているという成長ぶりだ。「母メジェルダはそれほど馬格は恵まれた馬ではなく、やや脚長でボリューム感のある本馬の馬体は父似なのかもしれません。外見だけではなく、内面もしっかりした馬だと思います。オンオフを上手に切り替えることができる気性も競走馬としては大きな武器になると思っています」と頼もしそうだ。父はダート1400mのデビュー戦を日本レコードで快勝し、4歳春には高松宮記念を勝った“二刀流”のスピード馬。早世の名種牡馬スキャットダディの血を伝える貴重な存在でもある。「スピードを武器にしていた両親の組み合わせですから、普段はおっとりしていますが、スイッチが入った時はスピード馬らしい一面を見せてくれます。クラブに提供した3代母メジェール、祖母メリュジーヌ、母メジェルダといずれも競馬場で活躍して、繁殖牝馬として戻ってきてくれました。この馬にも芝ダートを問わない活躍を期待したいと思います」と村田さんが白い歯を見せた。