クラブから飛び出した次世代の怪物候補の半妹を迎えることができました。本馬は札幌芝1800mの新馬戦で、白毛のアイドルホース・ソダシの持つコースレコードを0.4秒更新したキングスコールの半妹。兄の新馬戦直後のセレクションセールで税込み8800万円の高い評価を受け、堂々とラインアップに名を連ねることになりました。金色に輝く尻尾が一際目を引くグッドルッキングホースは、その尾根からトモを力強く躍動させてエネルギーを送り、しっかりとした前さばきがぶれることなくパワーを受け止めて前へ進みます。力感にあふれながらも無駄のない歩様には、兄に勝るとも劣らない素質が見え隠れしています。顔の中心を伸びる流星は父のオルフェーヴルに瓜二つ。父がドゥラメンテから替わっても、その瞳には兄同様の荒ぶる魂が宿っています。◆◇◆◇◆配合診断◆◇◆◇◆母は米GI・ウッドメモリアルSの覇者で種牡馬Bellamy Roadの半妹。良血馬らしく繁殖成績は良好で、2番仔サクセスカラー(父ロジャーバローズ、2勝、クイーンC4着)、3番仔キングスコール(父ドゥラメンテ、新馬戦でレコード勝ち)と配合相手を問わず素質馬を送っています。母系にSadler’s Wellsを持つオルフェーヴル産駒は、ラッキーライラック(エリザベス女王杯連覇、大阪杯、阪神JF)、オーソリティ(青葉賞など重賞4勝)、オセアグレイト(ステイヤーズS)といった活躍馬が出ており、Sadler’s Wellsの全弟Fairy Kingを持つソーヴァリアントはチャレンジCを連覇しました。Sadler’s Wells系の本流であるFrankelを母の父に持つ馬は勝率17％程度と非常に優秀。ベースとなる質の高い母系に、父の成功パターンが緻密にデザインされています。