ディープモンスター、グランデスフィーダでおなじみ、シスタリーラヴの仔を本年もラインアップに加えることができました。大注目の新種牡馬コントレイルを父に迎えた本馬は、滑らかなトップラインと柔らかな身のこなしに父譲りの素質が感じられます。薄手でいかにも芝の中距離向きの馬体は、コントレイルの父ディープインパクトの産駒であるディープモンスターを思い起こさせます。ディープモンスターは3冠レース全出走を果たし、菊花賞5着、オープンクラスで3勝。コントレイルが父を超える繁殖成績を期待されているように、本馬も兄を超える競走成績が期待されます。狙うはもちろん重賞、そしてクラシック制覇。飛行機雲の意味を持つ父から素質を受け継いだ若駒が、青空のキャンパスにどんな競走成績を描くのか。夢は膨らむばかりです。◆◇◆◇◆配合診断◆◇◆◇◆父コントレイルの母は、ミスティックロアの半姉でもあるロードクロサイト。Fappianoの3×4、Incantationの4×5、In Realityの5×5×5とクロスを複数持つ馬で、その父Unbridled's Songの能力を強調しています。父がサンデーサイレンス系で母の父にUnbridled's Songを持つ種牡馬は、スワーヴリチャードが予想を上回る成功を収めました。より上の競走成績を残したコントレイルが成功する確率は極めて高いと言えるでしょう。母は北米重賞2勝をマークしたカナダの古牝馬チャンピオン。基礎能力の高さは産駒のディープモンスターが証明する通りで、3勝を挙げたダノンアレーも含め、ディープインパクトとのカップリングで好成績を残しています。ディープインパクト直仔のコントレイルとの相性に不安はありません。