おすすめポイント
各クラブの募集カタログに掲載されているおすすめポイントです。
黎明期のクラブを支えた孝行娘の長男がクラブにやってきました。スペイン語で絆の意味を持つ母は、7戦全てで3着以内に入り2勝を挙げた堅実型のサラブレッド。故障により志半ばで引退となりましたが、ひたむきに走り続ける姿勢は複勝率100%の安定感とともに強いインパクトを残してくれました。レイデオロを父に迎えて生まれた本馬は俊敏な母と一緒に放牧地を駆け回り、英才教育を受けたことでスピード感あふれるフットワークを見せるようになりました。初仔らしく小柄だった馬体は日を追うごとにたくましさを増し、標準サイズまで大きくなって成長力を示しています。首回りには父譲りの力強さが見られますが、各パーツの筋肉には成長の余地が十分に残されています。底を見せぬままターフを去った、母の物語の続きを託したくなる優駿です。◆◇◆◇◆配合診断◆◇◆◇◆母はキズナの初年度産駒。母の父としてのキズナは未知数ですが、ソングラインやアカイイトといったGI馬を含む上質な牝馬が数多く出ており、ブルードメアサイアーとしても有望なのは間違いありません。ソングライン、アカイイトは母の父がシンボリクリスエス。母の父にシンボリクリスエスを持つレイデオロが、キズナ牝馬と相性がいい確率は高いでしょう。祖母ミッキーパールは半兄に秋の天皇賞馬トーセンジョーダン、半弟に京都新聞杯を制したトーセンホマレボシを持つ良血馬。筋の通った母系出身のヴィンクーロは、母としての資質にも高いものがありそうです。タニノギムレット、キズナ、レイデオロと歴代のダービー馬を配合して生まれた本馬には、名牝ウインドインハーヘアのクロスの陰から、Robertoの5×5がスパイスを利かせています。