クラブ所属勝ち馬ラッシュウインドの初仔だが、ご覧の通り初仔にありがちなひ弱さはなく、コンパクトながら付くべきところには筋肉が付いてプリッとしている。発達した胸前や丸みを帯びたトモが目を惹き、歩様からはバネを感じさせる。母は夏の新潟で新馬勝ち後、函館２歳Ｓに挑戦し、差のない６着に健闘した。晩成傾向にあるラクリス産駒の中にあって、仕上がりが早く、素軽いスピードがあるのが持ち味だった。父も仕上がりが早く２歳戦から能力全開で芝短距離のG1レースを連勝した。気性の勝ったところは母譲り。この配合から、スピードを武器に夏の小倉辺りに照準を合わせ、２歳戦からフル稼働を期待している。