最近になってワークフォース産駒の長距離戦での良績が目立ちますが、その印象どおりに芝2400m以上の勝率はとても優秀です。英国ダービーと凱旋門賞、両レースを制したタフさは、これから長距離の大レースで活きてくるはずです。父産駒の中で上位のデキの本馬は、「馬体派」の方にこそお勧めしたい1頭です。背中は短く、綺麗なしなりがあり、この美しいカーブを中心に、前後にバランスよく負重した正しい立ち姿を見せています。馬体上部との比較で肢骨が軽く、手先を素早く動かせるつくりで、経験的にこうした構造を持つ馬は運動神経に優れ、健康な競走生活を送ることが期待できます。