ブラジル年度代表馬コーレイを輩出し、南米で繁栄している異色の牝系。南米の血は数多く目にすることはないが、ヌレエフやサンデーサイレンスなど南米の血を有する世界的名馬は少なくない。本馬の牝系にもこうした爆発力が潜んでいないとも限らないのだ。本馬は、スプリングS勝ち馬マウントロブソン（父ディープインパクト、母の父ミスターグリーリー）と近い配合である。やや胴が詰まっているが、逞しい胸前、トモ幅も充分でスピードとパワーを秘めている印象。動きには柔らかさと瞬発力が感じられ、芝、ダートを問わずスピードを発揮してくれそうだ。しっかりした馬体から、早期からの始動も可能だろう。