仏英でG1を3勝したマンデュロの娘である母オリオンムーンは、フランス産馬。半兄にG2ヴィコムテスヴィジェール賞2着、G1パリ大賞典3着と重賞戦線を沸かせたオリオンスター、半姉にL(リステッドレース)アーバンシー賞勝ちのオリオンガールがいる、活力ある母系の出身となります。母国で競走馬デビューし、勝ち鞍をマークしたほか、L(リステッドレース)プティトエトワール賞で3着と地力の高さを示しました。4歳時に米へ移籍。芝中距離戦で連勝を飾った後、ベルモントパーク競馬場の芝8.5Fコースを舞台とするG3ボウゲイSで2着に入っています。現役引退後すぐに繁殖牝馬として日本に導入。2016年に、父にオルフェーヴルを迎えた初仔となる牝駒で、現役で走るナンヨーミカヅキを産みました。そして、再び3冠馬オルフェーヴルを父に得て誕生した2番仔となる牡駒が、オリオンムーン18。ここ一番での勝負強さに優れたオリオンムーン18には、大きな舞台での激走を期待したいところです。