ディープインパクトが今年他界したのは日本の競馬界にとって計り知れないほど大きな損失でした。彼は5頭の日本のダービー馬を輩出していますが、私はもう少し増えると期待しています。 本馬を表現しようとすると、非常に兄に似た素質を持っているため、どうしても1年前のゼノヴァースを紹介した時と似たようなものになってしまいます。 例えば、均整の取れた筋肉を豊富に持ちながらも俊敏さを感じさせるところや、深い胸を持っていることから、優れた心肺能力を備えていると考えていることはもちろん、大きなストライドで前肢のさばきもよく、しなやかで力強い踏み込みなどの特徴を持つなど、枚挙に遑がありません。 3月生まれの本馬は現在の体高は156cm、馬体重495kgと昨年同時期の1月生まれの兄と比べた時よりもひと回り大きな馬体を有しており、2000-2500mの芝に適性があると見ております。レースに出るころには500kg前後ではないかと予想しています。 昨年もお伝えしましたが、ディープインパクト産駒で成功している偉大な競走馬にはサトノダイヤモンド、キズナ、ディープブリランテ、マカヒキ、アルアイン、リアルインパクト、スピルバーグ、サクソンウォリアーそして今年のダービー馬のロジャーバローズなど数多く並んでおり、いずれも500kg前後でレースに出走していることからも、本馬には大きな期待を寄せております。日本のトップトレーナーの一人である藤原英昭調教師とのタッグで本馬を募集できることに大変興奮しております。