本年のセレクトセールで高い評価を受けた1頭で、期待の新種牡馬ドレフォンの産駒です。当世代が初年度産駒となりますが、昨年のセレクトセールの当歳セッションで初登場し、驚愕の2億5,000万円で落札されたのをはじめ、平均価格も5,700万円を超えたように、産駒たちのデキの良さが証明される結果となりました。母は現役時に3勝、いずれもがダート戦での勝利でしたが、芝の新馬戦で3着に入っており、その時の2着馬がのちの重賞ウィナーであるタンタアレグリアであったことから、芝への適性も秘めていた印象です。母系はダービー馬マカヒキをはじめ、重賞2勝のウリウリらが活躍を見せ、その勢力図は広がり続けています。本馬は母の父がダイワメジャーということもあり、筋肉量は豊富ですが、柔軟性に富み、窮屈さは一切感じさせません。動きの良さも大きな強調材料です。管理予定の矢作芳人調教師も好評価を与えており、良質なマイラーとして期待に応えてくれることでしょう。