おすすめポイント
各クラブの募集カタログに掲載されているおすすめポイントです。
父モーリス、母の父ディープインパクト。2歳6月に鮮烈なデビュー勝ちを決めたアバンチュリエと同配合のサラブレッドを、初めて参加したセレクションセールから招き入れることができました。上質の筋肉に覆われた栗毛の馬体、しなやかに伸びた脚と俊敏な身のこなし。少しピリッとした気性面も含め、どことなくアバンチュリエを想起させるたたずまいは、近未来の活躍を大いに予感させてくれます。半兄には若駒Sなど平地と障害で計6勝を挙げ、2018年のすみれS(2着)でキタノコマンドールと熱戦を繰り広げたケイティクレバー。確かな素質の裏付けに加え、バヌーシーとの縁も感じさせる血統背景は、ロマン派のハートをくすぐることでしょう。クラブの歴史と新たな夢を乗せ、2年後のクラシックロードを駆け抜けてほしい1頭です。◆◇◆◇◆配合診断◆◇◆◇◆モーリス産駒からは芝1400〜1600mで3頭の重賞勝ち馬が生まれ、ルペルカーリア(京都新聞杯2着)、アルビージャ(芝2000〜2300mで3勝)といった中距離の活躍馬も出現しました。産駒数、勝利数ともに最も多い母の父ディープインパクトとの組み合わせからは、ファルコンSを制したルークズネストに加え、2世代目からアバンチュリエ、アルナシームの新馬勝ち馬も生まれています。サンデーサイレンス、Lyphardのクロスが生まれる配合面の魅力もあり、活躍馬は今後ますます増えていくことでしょう。本馬は祖母レンドフェリーチェが紫苑Sの勝ち馬で、その半妹レインダンスは2007年の秋華賞(2着)でダイワスカーレット、ウオッカの名牝2頭に割って入りました。父の産駒の傾向からも2000m前後で本領を発揮しそうです。