そのデキのよさにより当歳時から馬産地で話題沸騰の父の初年度産駒ですが、本馬はその中でも特に注目される 1 頭です。流れるようなフォルムの馬体は父の募集時を、また放牧地で見せる股関節の柔軟性を活かした弾力性に富んだ走りは、父がドバイの地で披露した圧倒的なパフォーマンスを彷彿とさせます。父は芝1800mのスペシャリストでしたが、牝馬特有のピリッとした悍性の持ち主であることから、もう一つ短い距離でも変わらぬパフォーマンスをみせてくれるでしょう。実馬と血統図を眺めていると、牝馬クラシック路線、その後は海外 G1 も含めたローテーションが自然と浮かび上がってきます。