おすすめポイント
各クラブの募集カタログに掲載されているおすすめポイントです。
牝馬3冠など、日本馬史上初の芝GI・9勝を挙げた名牝アーモンドアイの姪が、大きな夢を乗せて姿を現しました。既にデビューした2頭の姉は、馬格に恵まれなかったこともあり勝ち星を挙げられていませんが、本馬は1歳7月の時点で433kg。セレクトセールで兄姉が突破できなかった1億円の壁を悠々と超えてきたのは、明らかに本馬の出来の良さによるものでしょう。馬格にふさわしい活発な動きに、理解力に優れた聡明な頭脳、アーモンドアイにも共通する薄い蹄。成功する要素に事欠かず、クラシックはおろか、牝馬の域を超えた活躍も視野に入ってきます。未出走のまま引退した母は、某ドーナツチェーンの人気商品からの連想で繁殖名が付けられました。ドーナツの形状よろしく、次世代の日本競馬に風穴を開ける存在になってくれそうです。◆◇◆◇◆配合診断◆◇◆◇◆母はアーモンドアイの1歳上の姉で4分の3の同血。Sex AppealとSpecial(Nureyev経由)という2頭の名牝のクロスを持つ点も共通しています。妹よりクロスが濃く、未出走である点は繁殖牝馬としてポジティブな要素で、アーモンドアイに負けない資質を持った繁殖牝馬と言えます。父エピファネイア、母の父キングカメハメハの配合は無敗の3冠牝馬デアリングタクトを筆頭に、スカイグルーヴ、イズジョーノキセキ、クラヴェルがオープン馬となっています。4頭とも牝馬で、うち3頭がサンデーサイレンスの4×3を持つのは、偶然と言うには出来過ぎでしょう。本馬はデアリングタクトと8分の7の同血であり、残りの8分の1は名門Best in Show系出身の曾祖母ロッタレース。飛躍する要素をぎっしりと詰め込んだ血統構成に仕上がっています。