宝塚記念勝ち馬メイショウドトウや伊セントレジャーを制したペイミーバックなどを出したスタミナ豊富なファミリーだが、5勝している祖母プリンセスルシータは芝の短距離戦で良績があり、スピードも十分備えている。母の産駒は初仔から3頭続けてのラインナップ。母は種牡馬の特徴をよく産駒に伝え、それぞれタイプが異なる。今回は、リアルスティールに替わり、バランスが良く軽快な本馬が誕生。繋が柔らかくスナップの利いた脚捌きからバネを感じる。自己主張の強い性格で負けず嫌いな点は競走馬向きである。兄ヴァシロペスはパワータイプの印象が強かったが、本馬はスピードが持ち味となりそう。芝のマイルから中距離くらいで軽快な走りを見せてくれるだろう。