標準的な馬格の持ち主ですが、ボリュームある馬体が特徴である父の産駒らしからぬ線の細さは、生まれ月の影響が強いからでしょう。現実に放牧地の青みが増すにつれ、馬体に幅が出てきており、旺盛な食欲も後押しに、さらに加速度的に馬体が良化するのは既定路線と言えます。またしなり感のある首差しから想像できるように、リズミカルで弾むような動きは軽さに秀でており、他馬を一瞬にして置き去りにするほどの切れ味の鋭さです。スピード豊富な母系にマイルを得意とした父との配合ですので、極限のスピードが要求される芝の短距離路線を主戦場に、その健脚を見せつけてくれそうです。